CIを刷新し、両社のシナジー最大化とテクノロジーを使ったなめらかな旅行流通の促進を表現

2024年10月2日

株式会社アップルワールド(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:深田健史、以下APW)は、株式会社じげんの完全子会社である株式会社ティ・エス・ディ(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:深田健史、以下TSD)を2024年10月1日付で統合(吸収合併)いたしました。また、統合に伴いCI(コーポレートアイデンティティ)を刷新し、コーポレートロゴをリニューアルしましたことをお知らせいたします。

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■統合の経緯

APWは1991年の創業以来、業界最大規模のランドオペレーターアグリーゲーター(※1)として、国内の旅行会社3,000社などに向けて世界150カ国17万件のホテル情報を扱うホテル予約メディアを運営してまいりました。また、国内・海外の航空券事業を手がけ、個人旅行者に向けたサービスも展開しています。一方で、TSDは国際航空券の予約・発券代行サービスやホテルの予約・手配サービス、クレジッドカード包括加盟店事業など、約20年に渡って旅行会社を様々な形でサポートしてまいりました。

(※1:宿泊施設や飲食店、移動手段など、旅行商材を手配・予約するランドオペレーターの情報を収集・整理し、旅行会社などに提供する)

2023年2月、じげんグループはTSDを完全子会社化。APWとTSDは同じグループ傘下として共通のミッションを策定するなど、連携を深めてきました。そしてこの度、両社の持つ強みを最大限活用し、「旅する人と、それを支えるすべての人が一歩先の未来へ踏み出す後押しをします」というミッションの実現を加速するべく、統合に至りました。なお、両社が運営するすべてのサービスは統合後も継続し、提供内容に変更はございません。

■統合の目的

昨今、旅行商材のコモディティ化が進むも、依然として旅行の手配・予約は煩雑な作業が多く、アナログで非効率なやり取りや情報の非対称性、多重下請け構造などにより、旅行流通には滞りや歪みが存在します。新生APWは今回の統合を通じて、両社の強みの源泉であるテクノロジーとオペレーションをすべてのサービスに注入できる体制を作り、新規サービスの展開を加速。各サービスが持つ独自性を維持・発展させながら、旅行者・旅行業界のニーズに応じて複数のサービスを組み合わせることで、なめらかな旅行流通を促進し、ミッションを実現することを目的としています。

また、統合に伴いCIを刷新し、新生APWのアイデンティティであるサービスの多様性とその組み合わせをクリエイティブに落とし込みました。

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■統合後の展望

新生APWは、サービスの組み合わせに注力し、さらなる生産性・提供価値の向上を目指してまいります。例えば、TSDから生まれた「Rikisha」とAPWから生まれた「APPLE WORLD」は、ともに旅行会社向けのホテル予約手配サービスですが特性が異なります。「Rikisha」はシンプルで使い勝手が良く、普段使いに適切。対して「APPLE WORLD」は、AI見積もりエンジンを搭載し、“世界を周遊する旅行者の見積もり作成”といった膨大な時間のかかる複雑性の高い業務が効率的に済みます。この2つを組み合わせることで、旅行会社は1つのアカウントで必要なシーンに応じて手軽かつシームレスにサービスの使い分けが可能となります。

さらに、今後は旅行商材の追加やDXの推進、海外展開に向けてM&Aを積極的に検討してまいります。事業ポートフォリオの拡充を図るとともに、サービスの組み合わせの選択肢拡大を目指します。

■CI刷新の背景